夏は外で過ごす事も多く、どうしても蚊に刺される機会も増えてしまいますよね。みなさんの周りにも、蚊に刺されても赤くなってもすぐに何ともなくなる人、又はいつまでも腫れて掻き壊してします人がいるのではないでしょうか。
私の場合、幼少の孫2人(兄弟)が同じ環境で生活しているのに、いつも同じ子だけが蚊に刺された跡、腫れて膿んで掻いて、最後には跡が残ってしまします。これにはアレルギー反応が関係しています。父→私→息子→孫とこの厄介なアレルギー体質は遺伝してしまったようです。
遺伝を悔やんでも仕方ありません。ならば少しでもその症状が軽減される方法を探り、対処していきましょう。
目次
蚊に刺されたらなぜ痒くて腫れるのか
蚊が血を吸う時のメカニズム
蚊刺されは、メスが皮膚に止まって吸血します。蚊が動物の血を吸うときには大本きな針を1本刺してるように感じますが、実際には多くの針をまず刺して、皮膚を切り裂きますが、その痛みを感じさせないようにする為の麻酔成分や、血液が固まらないようにする為の成分などを人の皮膚に注入します。この様子を想像すると恐ろしくなりますよね。
そうして、麻酔をかけてから最後に一番太い針で血液を吸い取るというしくみです。
痒みの犯人は?
蚊さされの痒みの犯人はこの時の、血液が固まらないようにする為の成分である唾液が人の体内にある事によってアレルギー反応が生じるのです。そして人体は痒み発生成分であるヒスタミンを分泌し、身体は痒くなると事なのです。
では、ここでひらめいた方もいやっしゃるのではないでしょうか。
じゃあその血液が固まらないようにする為の成分を体内から出せば痒みは起こらないのでは?
その事についてはさらに詳しく後述していきます。
アレルギー反応のタイプ
アレルギー反応が関係が関係している事がわかりました。ではそのタイプを見ていきましょう。年齢により症状の出方に変化があります。個人差もありますので完全にそうだとは限りません。
- 乳幼児期 遅延型反応のみ
- 幼児期~青年期 遅延型反応+即時型反応
- 青年期~壮年期 即時型反応のみ
- 老年期 どの反応もない
遅延型反応・・数時間後に痒みが起こり、1~2週間続くことがある。長時間痒みがある為、どうしても掻いてしまい炎症が広がってしまいます。
即時型反応・・字の通り、すぐに反応が起こり刺された所が痒くなりますが、痒みはすぐにおさまります。
刺されやすいタイプってあるの?(呼気や汗の炭酸ガスに反応)
- おデブは刺されやすい
- 汗かきは刺されやすい
- 新陳代謝のよい子供は刺されやすい(汗をかくので)
- 体温の高い人(子供は高いですね)
- 肌の柔らかい人は刺されやすい(子供は確かに柔らかい)
- アルコール摂取時(大人の場合)
このようなタイプの人は刺されやすいと言えるでしょう。またよく言う、血液型が関係しているというのは根拠のない都市伝説のようです。
痒み・腫れを抑えるには?
- 刺された部位を冷やす→すぐに水で流すか氷などで冷やすとよい。
- 痒みの犯人→血液が固まらないようにする為の成分である唾液を体内から出す
- 叩く・・昔から言われてきた気を紛らわす方法。根本的治療ではない。
- 爪で強くバッテンをつける・・子供の頃は十文字のバッテンで痒みが治まらない場合は、さらにその間にもバッテンをして(ピザ状に)、人にも手伝ってもらったりしていましたが残念ながらこれも気を紛らわす方法。根本的治療ではない。
- 唾をつける・・これは最悪です。唾液内の細菌により症状が悪化することがあります。絶対にやらないでください。
- 薬を塗る・・ムヒやキンカンなどの市販のかゆみ止めを塗る。
- 絆創膏を貼る(ない場合はセロテープでも)・・アレルギー症状が出ている患部を外部の刺激から守る為。掻くことによる症状悪化を防ぐ。薬がない場合の応急処置として覚えておきましょう。
腫れて膿んでしまったら
小さい子供の場合は、掻いたらダメ!と言ってもなかなか我慢することは難しく、また寝ている時に血が出るまで掻きむしってしまう事もあります。傷口からさらに黄色ブドウ球菌などに感染し悪化してしまいます。
とびひ(伝染性膿痂疹)(でんせんせいのうかしん)
子供はよくとびひになります。膿んだ箇所からでる膿(うみ)が他の皮膚に付くとあっという間に体中に感染してしまいます。アレルギー体質の子供はなおさらです。日頃から爪を短くきって掻き壊さないように注意しておきましょう。
またとびひになってしまったら、早めに皮膚科に行くことをお勧めします。市販薬では効き目が弱いので長引くことになります。抗菌薬の塗り薬や飲み薬での治療が必要です。
他の人にもうつるので、兄弟にうつらないように注意したりプールは控えるようにしましょう。
野外で効果的な虫よけスプレー
子供とキャンプなど野外で活動する時は、かならず用意しましょう。普段の公園遊びも夏場の夕方は注意が必要です。蚊が発生しています。特に幼児のいる方は、公園バックに虫よけ剤をいつも入れて置くぐらいが安心です。ハーブやアロマオイルなどの虫が嫌がる香料や蚊取り線香でもよいですが、手軽な虫よけスプレーの種類も豊富です。
どれもない時は、レモンなどの柑橘系の果物も虫が嫌がる臭いのようです。
まとめ
今年の夏、孫たちはフィリピンに短期滞在していました。フィリピンはやはり蚊がかなり多いようです。地域柄しょうがないのでしょう。大人なら掻かないように努めることも可能ですが。小さい子供はそういう訳にはいきません。
できる限り大人が気を付けてあげたいですね。蚊がもたらす重要な伝染病もありますので皆さんも十分に気をつけて、夏のレジャーや日々の生活を快適に送ってくださいね。
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