【初めての宿坊】高野山女一人旅1泊2日行き当たりばったりの旅

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人生で一度は行きたいと思っていた世界遺産の高野山に行ってきました。

還暦を過ぎての小さなチャレンジ、思い切って初の一人旅。そして初めての宿坊にも泊まってみました。

一人での旅行って寂しいんじゃないの?耐えられるかなぁ。それもお寺に泊まるのってちょっと怖いなぁ。

予めの希望は金剛峯寺(こんごうぶじ)に行きたい!それのみでした。

高野山は弘法大師空海が開いた真言宗の聖地。山上に金剛峯寺が建つ。

2004年7月1日に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録。

るるぶも買わず、何も調べずに行ったけど、意外にも高野山を満喫できたので気になる方がいらっしゃったら参考にしていただけたら嬉しいです。

高野山・世界遺産きっぷ

割引切符購入

大阪方面から行くので、南海電車を利用しました。

南海難波駅~高野山までの「高野山・世界遺産きっぷ」というお得なきっぷを利用。オススメです。高野山内バス2日フリー乗車付き

往路はちょうど特急がある時間だったので特急こうや往路(片道)特急券付き 大人:5,290円→ 4,090 円(2025年8月19日現在)を購入。南海難波駅で当日でも購入可能です。私は出発の5分前に滑り込みで買いましたが、駅員さんの手際が良くて問題なく乗車。

高野山・世界遺産きっぷ※写真のきっぷは2023年利用時のもの

メイン所の割引券も付いています(既に使用済み有)。

車窓からの景色は聖地

高野山は標高約800mの山地に存在します。南海難波駅を出てずっと都会の景色でしたが、終点の極楽橋駅に近づくと一気に景色が変わります。この日はあいにくの天気でしたが、雲と霧の演出も最高で、ようこそ聖地へ。という感じでここでまずテンション上がります。

南海電車で高野山極楽駅への途中の景色

極楽橋駅に着いたら、高野山ケーブルに連絡されていて係員さんの誘導に沿って、次はケーブルカーで更に上っていきます。

高野山ケーブル電車のすれ違い線路

ケーブルカーで高野山駅に着くと、また係員さんがどちらへ行きます?と聞いてくれて、その方面のバス停へと誘導してくれます。

高野山駅で観光センターにでも入って、どこに行くかを決めようと思っていましたが、たぶんそんな所は無かったと思います。適当になんとなく言われるままにバスに飛び乗る(^^;

高野山駅のバス停ではまた係員さんが大門行きか、奥の院行きか、を聞いてくれます。けれど私の場合はまだ行き先を決めてなかったので適当に「大門行き」に乗って、車内でまず行きたかった「金剛峯寺前」で降りようと決める。

一人旅ってあ~気楽(笑)

自分でプランを立てる面倒さや、迷子になる危険?もあるけど、ミスったって誰~にも迷惑かけないし、ワクワク感が止まらない。

1日目のコース

手荷物預け → 金剛峯寺 → 昼食 → 霊宝館壇上伽藍 → 宿坊in

初日はメイン所を回りました。

金剛峯寺(こんごうぶじ)

高野山金剛峰寺の石庭の写真

ずっと行ってみたかった、高野山真言宗の総本山寺院、金剛峰寺の日本国内最大級の石庭。息を飲むほどの美しさでした。

霊宝館

ここも見ごたえたっぷりでした。国宝や重要文化財などの仏像・寺宝を沢山展示しています。特に快慶の仏像は迫力満点で必見の価値ありです。

壇上伽藍(だんじょうがらん)

こちらも高野山で外すことはできません。

真言密教の聖地。それぞれの建物の美しさは他では中々見ることが無いほどです。

特に、朱塗りの根本大塔は見ごたえ充分です。

高野山の朱塗りの壇上伽藍の外観

2日目のコース

宿坊out → 奥之院(奥の院) → 大門 → 昼食 → 徳川家霊台 → 手荷物受け取り

奥之院

2日目は朝の奥之院を見たかったので一番目に行きました。こちらも高野山では外すことはできない大切なところです。

高野山奥の院の参道

奥之院参道です。

高野山奥の院で弘法大師様へのお食事を運ぶ様子

奥之院では、いまでもここに弘法大師様が生き続けて瞑想をしているとされています。

1日に2回、朝食として6時、昼食として10時半に僧が生身供(しょうじんぐ)と呼ばれるお食事を弘法大師様の元へと運ばれます。

10時半に、たまたまその様子を見ることができました。辺りには大勢の人垣ができていました。とても神聖な気持ちになり、弘法大使様は今でも生きておられる、と感じたほどです。

金剛峯寺の生身供(しょうじんぐ)は、高野山奥の院で毎日行われる、弘法大師空海に食事を供える儀式のこと。朝6時と10時半の2回、僧侶によって食事(御膳)が運ばれ、御廟で大師に備えられます。この儀式は、今も大師が瞑想を続けているという信仰に基づいています。

※ネットより引用

高野山奥之院の水向け地蔵奥之院の水向地蔵

大門

2日目はメインの奥之院を見た後、時間があったので、方向的には真逆の大門までバス行きました。一人なので気楽なもんです。

高野山の大門

雨が降っていたこともあってか、ここは人一人誰もいませんでした。ここは人気無いのかなぁと寂しい感じ。

高野山大門の金剛力士像

門の左右におられる国内2番目を誇る金剛力士像は迫力満点でした。一見の価値があります。周りに誰もおらず金剛力士像を独り占めです。

雨だったので行きませんでしたが、大門の展望台から見る景色は素晴らしいようです。特に夕日が絶景だと、朝一で訪れた奥之院で法話をしてくださった女性僧の方がおっしゃっていました。

角濱ごまどうふ総本舗 飲食部

高野山の角濱ごまどうふ総本舗のランチ

ここ有名店でした!下調べも殆どせずの行き当たりばったり旅。

大門からトボトボと歩いてたら、たまたまごまどうふが美味しそうなお店があって、飛び込んだら、ここの懐石料理が本当に美味しくて、肉や魚は使ってないのに、満足感が半端ない。

お店もかなり混んでます。ここのお店は高野山に行ったら是非立ち寄ってほしいお店です。

宿坊に泊まる

シュールな部屋食にハマる

高野山の宿坊での部屋食

一番シンプルなプランで予約したので、昭和の懐かしい雰囲気のお部屋でした。

始めての1人での部屋食ってどんなんだろう。きっと寂しいだろうなぁ。と最初は思ってました。

上の写真を見てください。

お膳に並べられた食事。向かいには誰もおらず、掛け軸の上には「寳来飾紙(宝来飾紙/ほうらいかざりがみ)」。それらを見ながら一人食べる。。

ビール頼めます。一人で乾杯して、これは貴重な体験でした。

寳来飾紙(宝来飾紙)ほうらいかざりがみというらしいです。

高野山内の色々なお土産屋さんなどで販売されています。

高野山で古くから正月に飾られる縁起物の切り絵のこと。奉書紙を切り抜いて作られ、干支や寿などの吉祥文様が描かれます。しめ縄の代わりに飾られ、家内安全や無病息災を祈願する意味があります

※ネットより引用

高野山の宿坊一乗院の晩御飯のお膳

あっさり精進料理ですが、おいしくて大満足でした。

高野山の宿坊での朝の部屋食

こちらは朝食。お料理が本当においしくて大満足。

見事な布団敷き

夕食が終わったタイミングで、修行僧の方がお2人でお布団を敷いてくれます。

お2人のテキパキとした息の合った作業(作法)が本当に見事で圧倒されます。

シーツを巻き上げる手さばきには惚れ惚れします。

「どうぞお休みください」

心のこもった日本のおもてなし、大げさなようですが感動しました。

私は旅先では、寝具が変わるとよく眠れないのですが、今まで一番ぐっすり眠ることができました。

昭和感のある和室と丁寧に引いて敷いていただいたお布団、子供時代に実家で寝ているような幸福感を味わうことができました。

傘貸し出しサービス

2日間とも雨だったのですが、荷物になるので小さめの折り畳み傘しか持っていきませんでした。

お寺さんに貸し出し用の頑丈大きなな傘があり、2日間借りられたのはよかったです。

長靴を買う

金剛峯寺近くのお土産屋さん通りに昔ながらの靴屋さんが1件あります。

お店の方に「長いの?短いの?」と手際よく聞かれ短いのならコレです。と手頃な価格で購入できその場で履き替える。

結構な雨が降ってる時のお寺回りには長靴が必須ですね。現地でも買えますよ。

荷物預かり

宿坊のチェックイン前に荷物を預けて身軽で観光したいですよね。私が泊まる宿坊「一乗院」さんは金剛峯寺の近くにあり、尋ねると快く事前預りをしてくださいました。宿坊によってまちまちの対応みたいです。

コインロッカーは「高野山宿坊協会 中央案内所」左脇にあります。

宿坊に泊まった感想

宿坊ってお寺なわけだし、正直最初はちょっと怖いと思ってました。

でも今回私が利用した、一乗院さんの部屋は鍵付きでトイレや洗面所もあって、設備や機能面では普通の旅館と変わりませんでした(そうじゃない宿坊もあるようです)。

お風呂は、大浴場を利用します。一人旅の人も、ちらほらといらっしゃってお湯に浸かりながら、一緒にお話しをするのも一人旅ならではでいいものです。

修行僧の方はどなたも親切で丁寧でゆったりした対応をして下さり、無駄な言動はありません。なので安心して、お食事を頂き、夜はゆっくり、ぐっすり眠ることができました。

設備は普通の旅館と変わらないけれど、違う所は内面での心の問題なのかなと感じました。

今回宿坊に泊まる体験をしてよかったと心から思いました。

泊まった宿坊一乗院

高野山の宿坊の一乗院の門構えの写真

こちらが宿坊一乗院です。

この門から恐る恐る中へ入ると、すぐ奥に出入口があります。

お寺さんなので、フロントは無いので、「こんにちは、ごめんください」と大きな声でご挨拶をするとすぐにお坊様が出迎えてくれます。

金剛峯寺のすぐ近くにあり、アクセスも最高です。

何よりもお坊様がどなたも親切で、おもてなしが行き届いていて感動しました。

朝のお勤め(勤行)

一乗院で毎朝行っている、朝のおつとめです。自由に参拝できます。

般若心経のお経を聞くことができます。友達が「高野山のお坊さんのお経は声が違う。いい声してる」と、言ってましたが(笑)よく分かりませんが、心が落ち着きました。

宿泊者の方が大勢(こんなに泊まってたのかと驚く)参加されてます。

写経

宿坊一乗院の有料での写経

始めて写経にもチャレンジ。こちらは有料サービス(1,000円)で筆ペンでした。

空き時間に、部屋で一人で行う写経です。心を無にして、、一心に。

と言いたいところですが、丁寧に書いてると結構時間がかかるんです。

必死に頑張って書いたって感じです(^^;

一人旅寂しい?

始めての一人旅でどうなるものやら、寂しくて暗くなってしまうのかと思ってましたが、意外にも平気でした。リゾート地の旅行なら寂しいかもしれないけど、世界遺産高野山めぐりは逆に一人の方が、お寺や仏像、法話などが自分だけの感性で受け止めることができてよかったと思いました。

女一人で高野山の宿坊に泊まる、と聞くと、「ちょっと病んでる?」「まさか...」みたいな印象もあるかもしれませんが、その日も女性一人客の人も何人かおられました。

まとめ

還暦を過ぎてのチャレンジの一つ。一人旅、宿坊に泊まる。無事クリア♪

高野山は四国八十八か所参りの最後に行くお寺さんだったことも今回初めて知ったほど、何も知らずに行きましたが、聖地である高野山は一度は行っていただきたい所です。

パワースポットと言われるように、町全体が特別な空気感に覆われているように感じました。

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