不動産競売物件の入札書を郵送で裁判所に送ってもらう方法を説明します。
こちらは入札書を5部送ってもらう方法を基準に説明しています。1部や10部必要な場合などは送料や送る方法を変えてみてください。
目次
用意するもの
- 長形3号の封筒
- 返信用の角形2号の封筒(A4サイズ)・・・5部依頼の場合
- 切手84円(往信用)
- 切手250円分(返信用)・・・5部依頼の場合
①一般的なサイズの長形4号(90×205)だと返信用の大きな封筒を入れるとちょっと小さいです。84円で送れる長形3号・洋形長3号(120×235)がベストだと思います。
②返信時の重量を抑えるために、返信用封筒もなるべく薄くて軽いものを選びます。私は100均などにあるペラペラのを使いますが全く問題ありません。
③一般的な封筒の定形25gまでの切手84円です。
④返信用のA4サイズの封筒に貼っておく切手250円分です。250gまでならこの金額で可能です。今まで殆どの裁判所ではこの重量で対応できています。
送料について
私も最初の方は往復ともレターパックライト(@370円)を使っていました。これだと往復で740円もかかってしまいます。
何度か複数の裁判所に請求していくと、5部を送ってもらう場合は大体250g以内だとわかってきました。
上で紹介した往復を普通郵便にするのがおそらく一番安くなると思います。
5部の場合ですと合計334円で、往復レターパックで送る場合との差額は406円違います。
但し、依頼部数によっては送料の切手代も変わってきますので、レターパックなどを利用した方がよい場合もあると思います。
送られてくる入札書一式の内訳は
- 入札書
- 陳述書
- 入札保証金振込証明書
- 振込依頼書
- 封筒2種類
と、説明書(裁判所によって枚数は違う)などです。
どこに送るの?
管轄する地方裁判所あてに送る
その案件を管轄する地方裁判所あてに送ります。地方裁判所の支部の場合はその支部あてに送ります。
地方裁判所の本庁と支部は別扱いです。間違って送ってしまうと入札自体が無効になりますのでしっかりと確認しましょう。
住所の調べ方
管轄する地方裁判所の住所の調べ方は、BITのお知らせ欄で調べるのがよいでしょう。
送り方
宛名の書き方
宛名の書き方は、
〇〇地方裁判所 本庁もしくは〇〇支部
執行官室 ご担当者様
こんな感じでOKです。
返信用封筒の準備
返信用の角形2号の封筒(A4サイズ)には自分の住所と名前を書いておきます。
自分の住所氏名などを予めラベルとして印刷して準備しておくと簡単です。エクセルなどで小さいラベルを普通紙に印刷しておくだけでも早く進みます。
そして250円分の切手も貼っておきます。
往信用の封筒に入るように折り畳んで入れます。
依頼文書
往信用の封筒に、便箋やメモ用紙で一般的な依頼の文章を書いて添えておくとよいでしょう。大体こんな文章でよいかと思います。
お世話になります。〇〇と申します。
競売物件の入札を検討しておりますのでお手数ですが、返信用封筒に入札書一式を入れてご返信頂きたくお願い申し上げます。
私はこのような文章の印刷物を作ってすぐに送れるように準備しています。
日数はどのくらいかかる?
普通郵便でかかる日数は早くて5日ほど。遠方の場合はさらに1~2日かかります。土日がかかると裁判所業務もストップするのでさらにかかります。大抵の裁判所ではすぐに返送していただけます。
2021年10月から土曜日の配達休止など郵便物・ゆうメールのサービスが変更になっていて、以前は早いと3日で戻ってきたこともありましたが、最近は5日ほどかかるようになりました。
普通郵便だと以前より日にちがかかるようになりましたので、急ぎの場合はレターパックライトなどを利用することをおすすめします。
あくまでも目安ですので余裕を持って取り寄せてください。
まとめ
いかがでしたか?初めての場合は少し時間がかかるかもしれませんが、難しいことではありませんのでぜひ参考にしてみてください。
切手を貼って送る場合は、念のため重量オーバーをしていないかを調べるために、はかり(スケール)があると便利で安心です。