こんにちは。マタゾウです。
国内航空券をネットで取る方も多いと思いますが、意外と知らないANA共同運航便(コードシェア便)の予約を安くとる方法についてご紹介します。今回は函館旅行に行く為の航空券を、ANAとADO(エアドゥ)で調べました。
函館行きの目的の1つは五島軒本店でカレーが食べたいから。味見はこちらから
目次
見分けかたがわかるまで
私も知らなかった時は、同時刻にそれぞれの会社から2つの飛行機が飛んでいるものだと思っていました。よくぶつからないなぁ(笑)とか不思議だったのを覚えています。それが1つの飛行機の予約の入口が違うだけと知ってもまだ、高いお金を払う方にはきっとそれなりのサービスや還元があるはずだ。安い方はブランケットを貸してくれないとかあるはずだ、とも。それで調べたり、実際に乗ってみて分かりました。
共同運航便(コードシェア便)とは
1つの運航便を複数の航空会社で間口を広げて販売することです。地方便が主体の航空会社、新興航空会社などでは販売力が弱い為、大手航空会社の販売力を借りて常に一定の座席を埋めるメリットがあります。
他方、大手航空会社も、低コストで就航していない路線の確保や増便で顧客にサービスを提供するメリットがあります。
AIRDO(エアドゥ)ADOとは
1996年設立の北海道札幌市中央区に本社がある航空会社。2002年には民事再生法適用を申請後、ANAの支援を受け2005年には再建が完了。その後もANAとはコードシェア便という提携関係にある。北海道に在住や本籍がある人向けの「道民割引」というユニークなサービスも行っている北海道には強い会社。
※画像は公式HPより引用
まずANAサイトで料金を見てみる
羽田⇔函館 往路11/26朝一便 ➡ 復路11/27夕方便 の予約で見ていきます。
ADO便の見分け方
往路は朝一便06:55発を見て、最も安い17,090円をクリック。出発到着時刻の下を見ると「ADO運航」。すぐ左の便名を見ると「ANA4757」と4桁の便名(通常のANA運航便は3桁)ここを見るとAIRDOエアドゥ共同運航便だなということが分かります。
次に復路は夕方便16:45発を見て、最も安い16,590円をクリック。同じように出発到着時刻の下を見ると「ADO運航」。すぐ左の便名を見ると「ANA4760」と4桁の便名。復路もAIRDOエアドゥ共同運航便だなということが分かります。ここで値段をチェックしておきます。共同運航便ということがわかったのでAIRDOエアドゥサイトも見に行きます。
↑こちらはAIRDOエアドゥの予約画面。同じ日の06:55の便がありました。ANA4757便➡ADO057便となってますね。57は同じなので共同運航便ということがわかります。値段を見るとANA17,090円➡ADO13,890円(差額3,200円)とかなり安くなってます。
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同じように復路も同時刻16:45を見るとANA4760便➡ADO060便。値段もANA16,590円➡ADO14,090円(差額2,500円)と復路もかなり安いです。次に往復でまとめてみてみます。左がANA、右がADO。合計は2名往復分。
2名分の往復で11,400円の差額(1名5,700円)となりました。値段だけで考えると同じ飛行機なのでAIRDOエアドゥのサイトで取った方が断然お得です。でももしかしたらANAで予約するメリットもあるかもしれませんよね。まだ油断はできません。
安い方のAIRDOエアドゥサイトで予約するデメリット、メリットをまとめました。
さらに安いLCCも比較したい方はエアトリもご参考に!
共同運航便(コードシェア便)をAIRDOサイトで予約するデメリット
ANAマイレージサービス
ANAサイトからADO共同運航便をANA便として搭乗する場合に限りANAのマイレージが貯まります。他方、AIRDO(エアドゥ)のサイトで予約した分はもちろんですが、ANAのマイレージはたまりません。代わりに、ポイントを貯めて特典航空券に引き換えできる、AIR DOのポイントプログラムがあります。
ANA特典航空券の利用ができない
特典航空券とは、ANAマイレージクラブに入会し貯めたマイルで交換した航空券のこと。よく「貯まったマイルで沖縄行って行きまーす」って、いうアレです。ANAのマイルなのでAIRDO(エアドゥ)サイトでは使えないのはあたりまえですが、ANAサイトのADO共同運航便ならマイルを使ってどこでも行くことができますよ。
サービス・機材はAIRDOのもの
AIRDOの機材はボーイング2種類のみです。大型機の767-300でも280席程で、小型機の737-700なら140席程なので飛行機は小さめ。大手ANAのような大型機はありません。小さい飛行機だと揺れが怖いといった方もいらっしゃるでしょう。もちろんAIRDOの乗務員となります。
ANA株主優待券を使いたい時
繁忙期などANA株主優待券を利用してADOの共同運航便を買いたい場合は、ADOサイトに行くと使えません。そのままANAのサイトならADO便でも優待運賃になります。共同運航便だからといってAIRDO(エアドゥ)サイトを見に行ってもそもそもANA株主優待券は使えません。
おまけ・WiFiがない
そもそもAIRDOの機材の為、WiFiサービスはありません。どうしてもWiFiを利用したいという方はANA運航便を選びましょう。共同運航便をADOサイトで取るデメリットではありませんが基本的なこととして書いておきます。ご参考に。
共同運航便(コードシェア便)をAIRDOで予約するメリット
メリットはやっぱり価格が安いということに尽きると思います。
さらに安いLCCも比較した方はエアトリもご参考に!
まとめ
いかがでしたか?同じ飛行機に乗るのに、予約の仕方によって料金がかなり違いますね。ANAの共同運航便のSFJ(スターフライヤー)(九州・関空・中部・沖縄方面)やソラシドエアー(九州)の場合も同じ考え方ですのでぜひ覚えておいてくださいね。
コードシェア便(共同運航便)の見分け方を知って、料金を安くすることができます。ぜひ参考になさってくださいね。
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